フレンチのグリエは香ばしさも楽しめる

外側から焼き上げる調理法

フレンチでは炙り焼きの事をグリエと呼び、単純明快な調理法ではあるものの、火加減の調節など細かい調節をする技術が必要となります。
外側から焼いていく調理法だからこそ、食材の外側の食感を良くできるという点で、多くの方々から愛されている調理法です。
網を使って調理をされる事も多く、グリヤードという専用の網焼き用の調理器具を使い、火加減の調節を行います。
網焼きにする事によって、肉などの食材だけでなく、ニンニクやハーブなどの香りを高める事が可能です。
外側の食感を良くできる上に、ハーブなどの香辛料の香りも食材に染み付きやすくなるという、香りを活かやすい調理法として長年愛され続けています。
バターなどの焦げ目も付けやすいために、焦げ目を使って食感を変えたり、香り付けをしたい時にも便利です。
料理の仕上げだけ網を使って炙り焼きにして、焦げ目を付けるというシェフも珍しくありません。

魚介類との相性も良いです

魚介類を使ったフレンチでも、調理法にグリエが選ばれている事も多く、サーモンなどの魚やアワビなどの貝を焼き上げるにも向いています。
少し臭みのある魚介類であったとしても、外側をしっかりと炙り焼きにする事によって、魚介類が持っている臭みを消す事も可能です。
アワビなどの貝類を炙り焼きにする際には、外側の食感を良くするために、殻から剥がした身に付着している水分を飛ばすために、冷蔵庫で冷やす事になります。
そういった作業を行っていないと、焼き上がりの食感がおかしくなってしまったり、水分に付いていた臭みが残ってしまう事もあるためです。
炙り焼きという簡単な調理法ではありますが、料理に使われる食材によっては、下準備の時間を取られる場合もあります。
強い火力で焼き上げる調理法だからこそ、食材の外側にパン粉をまぶしてから焼き上げると、揚げ物のような良い食感を楽しめるという点も好評です。

ソースの香りを引き立ててくれる

フレンチではベアルネーズという、バターとマヨネーズを混ぜ合わせたソースが料理に使われる事が多く、そのベアルネーズともグリエは相性が良いです。
マヨネーズもバターも加熱をする事によって、外側を焦がして香りを良くできるだけでなく、サクサクとした食感を作り出す事もできます。
炙り焼きの技術力に優れているシェフは、ベアルネーズを焦がすテクニックを得意としており、家庭で真似するためには少しばかり練習が必要です。
ソースだけでなく、ワインなどの香りも引き立てる事ができる調理法だからこそ、食材を焦がしすぎて、ソースやワインの風味を台無しにしない事も重要となります。
グリヤードさえあれば家庭でも実践できる調理法でもあり、経験を重ねるごとに料理の風味が良くなる事を実感できるという理由で、多くの方々が練習に励んでいます。